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元パティシエがオススメするケーキ屋2選【自由が丘駅】パリセヴェイユ

日本1のケーキ屋はどこか。その問いの答えは人それぞれだろう。しかし多数のケーキ好きやプロのパティシエが日本1だと語るお店が東京の自由ヶ丘にある。

 

そのお店の名は「パリセヴェイユ

 

誰もが一度では店名を覚えられずに「パリ…パリスなんだっけ?」となる。

 

そんな「パリセヴェイユ 」は東急東横線自由ヶ丘駅から歩いて約5分ほどの場所にある。

 

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店の前の歩道がめちゃくちゃ狭いので注意が必要だ。

 

店内は本場フランスを思わせるシックな内装。テーブルや商品棚も木を基調としている。

 

店の扉を開けるとすぐ目の前にはケーキのショーケース。右側には焼きたてのパンが並んでいる。

 

ショーケースに並ぶケーキはどれも美しい。派手な色や飾りっ気のあるケーキはなく、どれも至ってシンプルなケーキだ。しかしそれはただ単にシンプルというのではなく「洗練されている」と表現するのが相応しいだろう。足し算を超えて引き算の域に入ったような、一種の悟りの境地を感じる。

 

とまぁ前置きが長くなってしまったがパリセヴェイユの素晴らしいケーキを紹介したいと思います!

 

1.ムッシュルノー

 

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パリセヴェイユスペシャリテ

ヘーゼルナッツのダクワーズの上にオレンジ風味のチョコクリームと板チョコを重ねたケーキ。

これが、、、うんまぁい!!!!

滑らかなチョコクリームとパリパリの薄い板チョコ、更にヘーゼルナッツのカリカリ感!三段構えの食感が楽しめる!

専門学生時代、先生から「パリセヴェイユムッシュルノーは絶対食べるべき」と言われ食べに行ったのですが、あの時の衝撃は忘れられません。今まで食べたケーキの最高到達点を軽々凌駕するほどの美味しさに鳥肌が立ちました。

パティシエをやっていてムッシュルノーを食べたことがないという人はいないでしょう。それほど圧倒的に美味しい!

ちなみにムッシュルノーという名前は、シェフの師匠の名前から取られたものです。

 

2.ガトーバニーユ

 

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ガトーバニーユ、こいつはすげぇ…。ほんとにすげぇ…。もうフランス菓子の完成形だよこれは。極めちゃってるよ。

このケーキの凄さは、味の構成のシンプルさです。

下からバニラのサブレ、バニラのアーモンドクリームを焼いたもの、バニラのガナッシュ、バニラのムース。これだけバニラ一色。

別にバニラっていい香りはするけど、それ自体がめちゃくちゃ美味しいってわけじゃないじゃないですか。でもガトーバニーユはめっっっちゃくちゃ美味しいんですよ。バニラってこんな美味しかったっけ!?ってなります。

 

フランス菓子って色んな味や食感の組み合わせを得意としています。さっきのムッシュルノーでいうとチョコとオレンジとヘーゼルナッツの組み合わせですね。

 

でも色んな味を組み合わせるっていうのはある意味、味の誤魔化しが効くんですよね。1つのパーツの味がイマイチでもほかでカバーできるから。

でもガトーバニーユは誤魔化しが一切効かないケーキです。それでいてあの美味しさはもう反則級。シンプルイズベストの極みですね。

 

パリセヴェイユの金子美明シェフは日本人では7人しかいないルレデセールの会員です。

ルレデセールとはフランスのトップオブトップしか入ることができないパティシエの会。これに入っているということはフランスでも一流と認められている証です。

 

 

モンサンクレール  

 

金髪のパティシエ。辻口博啓と言えばご存知の方も多いのではないでしょうか。

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そう。この人です。

実はこの人めっちゃくちゃスゴいパティシエなんです。

コンクール荒らしと言われるほど国内外のコンクールで入賞しまくりの天才。パティシエの世界大会にも日本代表として出場しています。

今でもコンクールに参加し、世界的なショコラの祭典「サロンドゥショコラ」では6年連続で最高位を獲得しています。

まぁとにかくめちゃくちゃすごいパティシエってことだけ覚えてください。

 

そんなスーパーパティシエのお店は自由ヶ丘駅から歩いて約10分。

店の名は「モンサンクレール  」

フランスの丘の名前だそうです。なんでもその丘でパティシエとしての信念を貫くことを決めたとか。辻口シェフにとって思い入れのある丘から名付けたんですね。

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狙ってなのかはわかりませんが、丘の名前から取っただけあって、お店も坂の上にあります。デザートの前の運動だと思って頑張って登っていただきたいです。

 

さぁ、そんなモンサンクレールのオススメのケーキを紹介します!

 

1.セラヴィ

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モンサンクレールといったらこれ!コンクールで優勝したケーキです。

ホワイトチョコのムースの中にフランボワーズのムースとピスタチオのスポンジを入れ、サクサクのフィヤンティーヌを底にしたケーキです。これがもう美味い!美味いとしか言いようがない!ホワイトチョコ、フランボワーズ、ピスタチオ、全てのバランスが完璧。

セラヴィというのは「人生」という意味です。シェフが人生の全てをかけて作ったことからこの名前にしたそうです。

いや〜詰まってますわ人生。じゃなきゃここまで美味しいケーキできないわ。

セラヴィは人気すぎてすぐになくなっちゃうので、午前中の来店をオススメします。

 

2.リコベル

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写真が汚くてすいません。左側の黄色いケーキです。

チョコレートムースの中にアプリコットとマンゴーのジュレを合わせたケーキです。

形が面白いという理由で買ったのですが、味は案外正統派でした。もちろん美味しかったです。チョコレートムースもただのチョコレートムースじゃなく、紅茶を合わせてあるようです。シンプルながらも深い味わいのケーキです。

 

モンサンクレールの良さはケーキの他にイートインの限定メニューなどがある点です。

例えば夏季限定のかき氷などはフワフワの氷にパティシエ特製のソースをかかっていて一味違うかき氷になっています。

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これかき氷なんですよ?甘さ控えめの生クリームとドライマンゴーのパウダーが上に乗っています。

ケーキだけでなくこういったメニューを頼んでみるのも楽しいですよ。

 

さて、自由ヶ丘のお店を2店舗紹介させていただきましたが、どちらも全国からお客さんが集まる超人気店です。目当てのケーキがある場合は予約もしくはお早目の来店をオススメします。

誕生日や特別な記念日などにこの2つのケーキを食べれば喜ばれること間違いなしです。

 

今回紹介させていただいた2店舗以外にも、自由ヶ丘には名店がいっぱいあります。自由ヶ丘とは日本1のスイーツ激戦区なのです。

機会があればそのほかの自由ヶ丘のお店も紹介させていただきます。